14歳

2008 7月29日

14際の少年と話した。

最近若い人と話すけど、この年代は珍しい。バーのマスターの息子さんだ。二人とも百キロ近い体重で同じように眼鏡をかけている。そっくりで笑える。二人とも似てるのでお互いつっかかる感じだなあ。マスター二度目の離婚での子供で奥さんは今はいない。少し話す。うん?なんか?思わずスパッと口をついて言った。

「きみ、理屈多いな」

マスター笑ってる。少年はすいません、と言った。1言うと10答えようとするけど、大事なことは言えてない。俺には14歳も64歳も関係ないので続けた。「僕が言うことを聞いてから、パソコンで調べて答えてる感じがする。普段そうでしょ?」「そうです」「女性を口説くとか、命が危ない時とか、スポーツでもいいけど、一瞬で判断する機会がない気がする」「はい」「直感の方が早いから。あと間違ってもいいから決断すること。知恵ばかりつけると勇気がなくなるよ」

なんて、えらそうに説教してしまった。俺もおっさんだ。けど結構感心して、勉強になりました!なんて言ってたな。今はこういう感じの少年が多いんだろう。まあ期待の意味も込めて、ね。マスターには謝っておいたけど、親が言うより他の人の言うことは聞くから、と言ってくれた。でも思わず口をついて出てしまう、何かがあった。それは一番大事なことのような気がした。