母つながり

2016 9月23日

世間は台風が過ぎ、築地がどうとか泥沼だ。イライラするなあ。こんなもん決着つくんかい!

まあいいか。

宇多田ヒカルさんが復帰する。ずいぶん大人になって登場した彼女は意図的だろうか、母の面影を強く感じた。母、藤圭子さんに思う歌が多い。自分も母を描いてるのでいろいろ思うことがあった。

じっくりこんなに母を描くことはなかった。それは自分を見るようだ。または何年後かの自分を。精密な具象画には一種造物主のような錯覚を覚えるときがある。世界を理解しないと再構成できないからだろう。母に作ってもらった自分が、母を絵の中で作るという行為はなんとも言えない気分になる。

宇多田ヒカルさんの歌で一番変わったのは歌詞もそうだけど、音だと思った。前は狭い空間で一人で作ってる気がした。

今はもっと広がった。人と作っている。