Borrowed Time

2013 4月10日

最近ジョンレノンをよく聞く。

結局ビートルズかジョンしか聞いていない。特に最近聞く流れがある。一時期の平和運動やそういった煽動する歌じゃない曲だ。主にwalls&bridgesと Double Fantasyあたりだ。曲はWatching the WheelsやBorrowed Time、Nobody Loves Youとか。

正直な男だと思う。荒れ狂う十代、成功したが激動のビートルズ時代、ヨーコとの結婚、そして別離から再会、子供も生まれた一人の男の思い。それぞれ年輪が歌に刻み込まれてる。Watching the Wheelsはジョンのつぶやきみたいなものだ。Borrowed Time中年の男の悲哀が伝わって来る。

彼はいつだって正直だった。

正直な人間は傷つき傷つける。

しかしそれは胸を打つ。

若かった頃は

混乱と深い絶望の日々

若かった頃は

幻想と自由と力

若かった頃は

沢山の理想と破れた夢さ 友よ

若かった頃は

何もかも単純で しかし明快でなく

借りた時間の上の人生

明日を考えることもなく

いま僕は歳をとった

多くを見れば見るほど分からなさが増すよ

いま僕は歳をとった

未来はいよいよ明るく それは今なんだ

借りた時間の上の人生

明日を考えることもなく