いなくなる

2005 11月28日

ふつうにテレビ見てて突然自分がいなくなる恐怖に駆られたといえばおかしな話だろうか。まあ、そう思った。自分には子供がいないが、まあそんなもんも必要かもしれないなんて思ったりして。動物は死を知らない。長期の記憶がないので時間がないからだ。しかしそれがうらやましいとも思わない。河合隼雄はそれは死の問題じゃないといったけれど、それも一つある。だけど、シュニッツラーの「夢小説」なんて思い出す。

このまえひょんなことで姫路のこども館につれと泊まった。なんと宿泊したのが二人きりで、天体望遠鏡から天体を眺めるというサービスがあった。天体の話を詳しく聞いていった。太陽の寿命を聞いた。なんにせよ地球は焼き付くかのまれるらしい。じゃあみんななくなるんだな、なんて思った。俺はやっぱり馬鹿だな、なんて思った。ほんとうに。でもやっぱり死にたくないな。出来るだけ生きたい。なにがあっても。