おのださん

2005 8月17日

そういえばこのまえ残留日本兵、小野田さんのドラマやってた。いったいどんな人だったか、どうやって見つかったか知りたかったので観た。別になんてことはなかった。でもあとあと調べるとドラマと妙に印象が違う。中村コドウじゃ単純すぎるみたいだ。役者の質が問われる。実際の小野田氏はもっとプロフェッショナルな兵士だった。状況に適応する能力と頭の良さが人々の人物評として浮かぶ。しかも強靭な肉体と精神。一度も風邪も引かずハラも下さなかったというのは驚きだ。それは肉体の強さだけじゃなくクレバーなんだろう。すごい。帰国してからも牧場主になったりなんやかんやで今も生きている。

それと発見した男がいきあたりばったりの無鉄砲な若者だったのは知らなかった。この男がまったくでたらめで小野田さんの名前の読み方さえ知らないで、ほいほいとゲリラの巣のような危険なとこに行って簡単に出会ってしまう。まったく正反対の資質な二人。出会いって不思議なもんだな。それでこの鈴木さん、次に雪男探しに行って遭難してそのままあの世に言ってしまう。二人の人生が一瞬奇妙な場所ですれ違いまた離れていった。おもしろいもんだ。