おもてなし

2022年 4月16日

個展の搬入中のことだ。このギャラリーではいつも小物の作品を展示してある場所が、ぽっかり空いてしまっていた。その枠に入る作品がない。バタバタしていて自分たちはそこまで気が回らない。そんなときにオーナーの嘉納さんがそこにワイングラスを置いた。そしてちょうどいい頃合いの量のワインを注いだ。それを見て妻が感激してしまった。帰ってもそのさりげなさをずっと褒めたたえている。それならそのことを残したいと思い、NEWSにも載せることにした。

この「最初の晩餐」が展示された時に、嘉納さんはさりげなくこのワインを置きました。作品に合わせていただいたのです。それを見た妻は「なんて素敵なおもてなしをするんだろう」と感激していました。その出来事が印象的だったので掲載させていただきました。