たまたま

2012 5月3日

行きがかり上始めることが多い。

実はそうなんです。ええ。(笑)浪人が決まったとき、教師も周囲も東京でもまれたらどうかと言っていたが女がらみで高知に残ることになった。それが女にふられていきなり東京に飛び出た。今でも忘れない。ふられて美術教室行ったら優秀なのが全員東京の美術の予備校に行く、ひとりぼんくらのタヌキみたいな奴だけが残る。その瞬間その東京の予備校はどこだ?と聞いて電話して、空きのアパートの部屋が一室だけあるらしく親に相談もせず決めて、帰って親と大げんかして一週間で飛び出した。土佐塾予備校に内金四万円入れたままだった。東京には布団一個で向かった。忙しくて電話も必要ないので一年契約しなかった。なんとカーテンすらなかった。その後親も別に訪ねて来ることもなくこっちも忙しいのでさびしいと思ったこともなかった。ふう。関西に来たのも嫁さんという女がらみで。

まあそれはいいとして、最近その流れがまた出て来た。たまたまヌード教えてた学校で教室持たないかと言われてはじめて、たまたまギャラリーからライブペイントやらないかと言われてはじめた。それからギタリストから声がかかって本格的にはじめた。ああそういやこういうお店があるよ、といわれて展示することになった。どれも行きがかり上そうなっている。

もちろん核を作るのに孤独で長い時間がかかったけど。まあそんなもんかもしれない。