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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2008 2月13日
NHKで玉置浩二がうたってた。白髪で髪も長く風体もきてる気がした。化粧をしてアイドルまがいの時期から、躁鬱の少年みたいな風情を超え、昔別れた馬鹿女に暴力男だと叩かれて、嫁さんも逃げて三度目の離婚か。そして歌う歌は優しさと純愛だ。少し狂気めいた風情が漂ってもおかしくはないだろう。まったくブルースだね。糞と狂気にまみれて、なにもかもが歌になるのか。久しぶりに音楽を聴いたけど、その歌は相変わらず美しかった。
きてると言えば美しい神戸の三宮駅周辺にはブルースな奴がいる。俺は勝手にデロリンマンと呼んでいる。髪はボブマーリーのようなめちゃめちゃなドレッドで、いつもくちゃくちゃと何かをほうばりながら歩いている。ズボンは脱げかけで、衣服はその辺のぼろがどんどん付着して行ったようなマントを何重にも羽織っている。胸の辺りはフライパンのふたかなにかと、ビニール袋かないかわからないゴミかが下がり、全身から悪臭を放っている。しかも歳は30代にしか見えない男だ。おしゃれなこじゃれた女どもの間をゆっくりと歩くその姿はまったくパンクだ。なんとはなくおかしくなる。わかってやってるんじゃねえか、こいつ。おい、デロリンマン!
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