エイカとコジロー

2006 7月23日

神戸に来てから向かいの小さな駐車場にすんでいた猫がいた。親子の三毛猫でいつも二人だったのが微笑ましかったが、いつのまにかいなくなっていた。しばらくして現れたのがあの子供の方の猫と、どこから来たのかしらない目つきの険しい猫だった。それから約二年、この二人はいつでもそこの駐車場にいることになった。小さい方は本当に愛らしく友達のエイカという子に似てたのでエイカになった。もう一匹はガンとばす険しいやつなので嫁さんがコジローとつけた。

野良猫はたいていもうちょっと大きいグループを作って行動しがちだけど、こいつらは常に二人だけで行動している。ほっとくとすりすり頬を寄せ合っている。猫にもすごくウマが合う関係があるんだなあと思うとほっとする。だから二人がそこにいるだけで妙にうれしくなる。そんなエイカが怪我をしていた。心配で抗生物質入りの水を飲まそうとしたけど飲まない。今度は魚に混ぜてやろうともう一回行くと、アティックのマスターが「近所の人が抗生剤入りの餌を食べさせてるみたい」と言う。ちょっとほっとする。