スローなブギにしてくれ

2005 5月9日

ガキの頃あの新鮮な曲がやたらに流れているときがあった。片岡義男を知り、古尾谷雅人を知り、南佳孝を知った。片岡は「ボビーに首ったけ」「彼の島、彼女のオートバイ」なんかを読んだ。日本の風土からはなれた心地よい風がそこにあった。古尾谷はいくつかの映画やドラマで不器用でナイーブな青年像を演じてくれた。南佳孝は日本では珍しい大人のポップスを歌う人で、達郎や坂本龍一を通じて何度も耳に入ってきた。なかでもこの曲はテープがすりきれるまで聴いた。

南さんは先日偶然にNHKFMに出演していてお気に入りのジャズを紹介していた。ふと、あの頃の空気を思い出して昔の友人にあったようななつかしい気持ちになった。そしてホームページを探してメッセージを残した。

その後このホームページを楽しく拝見していただいたみたいでびっくり。いやあ、どうもありがとうございます。