テレビマン

2009 10月2日

あの政治の田原総一郎についてあまり知らなかったが、朝日にコラムが載っていて思わず引きずり込まれた。詳しく調べると….。滋賀の出身で、家が貧しくてJTBに就職し大学は夜間。役に立たずに左遷。再就職のために昼間部へ。岩波映画社に9社目にひっかかるもやはり役立たずで一ヶ月で干される。20回も30回も会議にかけられ原形をとどめないことになるのに嫌気がさす。そこへ幼児向けの教育番組の構成を依頼される。その晩にシナリオを書いてすぐに本番、二日後に放映されて、テレビってのはなんと自由な世界だとあこがれる。そこへできたてのテレビ東京に飛び込む。ここからがすごくて、ニュージャージーのマフィアが経営する店で「この玉突き台の上でうちの売春婦とやったら取材を受ける」と言われ、30人に囲まれて黒人娼婦相手に本番ショーを行った話。役者・高橋英二がガンで半年の余命しかないと発覚。さらに右腕を切断しないとならないとなり、その手術の場面を撮影。また、本人の望むまま、国会議事堂に散弾銃を発砲するシーンも撮影。高橋はスターになるが、やはり死去。遺体を棺桶に入れ、霊柩車で運ばれるシーンまで撮影した話。全共闘くずれのヒッピーたちが、全員全裸で結婚式をやることになった。その余興として花嫁が列席者全員とセックスをすることとなる。スタッフも全裸で撮影していたが、花嫁がスタッフともセックスしたいと言い出したため、田原はみずから彼女とセックスし、そのシーンを撮影させた。などなど。

ほんとかよ、おい。(笑)