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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2017 11月7日
ブレードランナー2049を観た。
続編はたいていつまらんが、けっこうおもしろかった。
映像がキレイ過ぎる心配があったが、汚いシーンもあったし、こういう展開なんだと観てしまった。ライアン・ゴズリングがどうだろうと思ったが、役にはハマっていた。
ブレードランナーは公開当時観た。ハリソンのダンディさと女優の美しさ、近未来の得体の知れない世界観とロマンティシズムが同居して、独特の魅力があったが、こんな伝説の作品になるとは。原作の「電気羊はアンドロイドの夢を見るか?」は印象に残るタイトルだった。
映像は圧巻でなかなかのエンターテイメントになっていた。前の作品と比べるのはかわいそうかな。これはこれでいい。
ただ続編がありそうなのはどうだろう。次は間違いなく人類とレプリカントの全面戦争とかになる。それがつまらんのよ。サルの惑星もマトリックスもエイリアンああなると途端に緊張感がなくなるのはどういうことだ。頼むからやめてね。観るかもしれんけど。
そしてなぜかたまたま借りていた「エクス・マキナ」という映画も観た。テクノロジーと現実の境界がもっとリアルにスレスレなくらいに接していて、同じくアンドロイドの話だ。これは怖い映画だ。
しかしなんなんだろう、結局僕たちはピカピカの未来を見たかったし憧れた。スターウォーズやトロン、手塚治虫、キューブリック、YMO、スピルバーグ、そしてアップル。それらの提示した未来はかなり接近した。だからブレードランナーのレトロで汚い未来に惹かれたのだ。
夜中に夢で嫁さんを起こして、「デッカードはどこだ?!」とか言ってたらしい。大丈夫か、オレ。アンドロイドの夢を見たか?(笑)
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