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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2002-1月
母親は自分の分身みたいなとこがあるのでたまに確認する意味で田舎に帰る。本来はいい家の生まれなので育ちの良さはあるが、ずいぶん過酷な運命に巻き込まれてタフな女性になった。
名古屋で会社を経営していた父が幼くて死に、祖母が高知で共産党の親玉とぐちゃぐちゃな関係の末結ばれて、いろいろな血の混じる家での暮らしを経た。戦時中の社会主義者だからずいぶんひどい目にあったそうだが、その義理の父親はかなりタフな男だったらしく、まあ世間に負けるような人ではなかったようだ。能があるからといって学校を休ませてしまったり、家の中ではいろいろな人が入り込んで激論を繰り返し、皿が何枚も飛んだり警察が踏み込むという生活。しかしまあ子供にはたまらんだろうなあ。
家が嫌で素朴な田舎の人がいいということでオヤジと一緒になったけど、反対にそのことがいろんな価値観の違い生むことになる。まったく難しいもんだ。おかげで両方の意味するところを知ったけど。
母がしゃべることばには時々驚くような発見がある。
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