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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2010 2月22日
人と人が出会ってなにが大切か。それは他人の中になにを残したかということかもしれない。種をまき、花を育てる。自然の中で当たり前におこなわれていること。そんなこと。
ゴッホの種は生きているうちには咲かなかったけれど、今は世界中に花開いている。普通の仕事もそう。生活のために我慢する義務。そういう要素もあるだろうが、仕事を通じて人が出会い、どこかの誰かになにかを残す。ろくでもないこともいいこともいろいろあるなかで、人と人が絡み根を張ってゆく。
このまえ実家の草刈をやっていたら、ものすごい木が根を張って屋根まで覆う勢いで大きくなっていた。必死になってナタで木を切った。根元をいくら切っても上のほうで絡み合って落ちてこない。仕方なく一つ一つ枝を落としていった。人間もひとの心もこんなもんなんだろうと思う。成長した仮定があって、いろいろなものが絡まって一本の木になる。そいつをたたっ切るのは相当な力が要る。人でも木でも真正面から対峙するのは中途半端じゃできない。切り終えた後はへとへとになった。
安全なわかりきった範囲の人間だけと付き合っても感動がない。異なった立場、人種、年齢や性別を超えて、じぶんのなにかを残せたときに感動したり興奮したりする。
感動したい。
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