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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2008 4月8日
なぜ郷里にいた頃坂本龍馬が嫌いだったかというと、鼻くそ武田鉄矢が竜馬、竜馬と竜馬好きを吹聴しまくっていたからだ。金八なんかかったるかったし、こいつとおんなじで竜馬っていうのも馬鹿でヒューマニストの権化みたいなやつなんだろうな、とうっすら思っていた。
ところが全く違った。彼のおもしろさを一言でいえば、発想の違いにつきる。感情や思想で反する流れを、利益によって結びつける。まさに政治だが、発想や思想の方向性がかなり凡人とは違う。人物の魅力ももちろんある。ひさしぶりに読むとはっとさせられることが多い。ちんかす武田鉄矢原作のマンガや三流のドラマだと、もっと簡単な人物造形になって今ひとつ伝わらない。大抵の人も単純なヒーロー像でしかないんだろうな、と思う。もったいない。やはり司馬遼太郎の竜馬像は抜群に面白い。
ところで久しぶりに小説読むのもいい。優れた小説は意味を超える。他人の人生に入り込む気がする。今は逆に映像の方が意味と説明で満ちてるね。
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