別れた人

2008 12月26日

友人の会社での話。順子(仮)はよく仕事出来る人で、アキ子(仮)のことを嫌ってる。アキ子はパートでちょっと抜けてるけど愛嬌がある。順子の人間の基準は仕事が出来るかできないからしい。よく聞く話だ。人間の基準は仕事だけじゃない。仕事付けでそれしかしていないと他の要素が見えない。でも仕事、つまりお金が絡むとなおその基準が揺らがない。社会が公認しているんだ、と言うわけだ。そして絶対的自信で他人を責め立てる。ふう。

その基準でいくと俺なんてのは最低だな。(笑)

友人にはこう言った。「他人を許容するのは難しい。自分と違う人を排除するのは簡単だ。でもそういう他人を受け入れることが、人間としての自分の幅にもなる。他人と本気で向き合うと嫌な部分も見てしまう。良くも悪くも影響を受ける。でもそのリスクなしには人とは関われない」

だけど、そう言った後に自分のことを思い返した。

痛い思いもしたし、胸を裂かれるようなこともあった。簡単に人に言えない話も数多くある。そんな出来事で失った人たちも多い。

いつかは俺も、彼らを受け入れることが出来るようになるんだろうか。

そんなことをふと思った。そして別れた人たちのことがぼんやりと浮かんだ。