このサイトについて
画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2008 12月26日
友人の会社での話。順子(仮)はよく仕事出来る人で、アキ子(仮)のことを嫌ってる。アキ子はパートでちょっと抜けてるけど愛嬌がある。順子の人間の基準は仕事が出来るかできないからしい。よく聞く話だ。人間の基準は仕事だけじゃない。仕事付けでそれしかしていないと他の要素が見えない。でも仕事、つまりお金が絡むとなおその基準が揺らがない。社会が公認しているんだ、と言うわけだ。そして絶対的自信で他人を責め立てる。ふう。
その基準でいくと俺なんてのは最低だな。(笑)
友人にはこう言った。「他人を許容するのは難しい。自分と違う人を排除するのは簡単だ。でもそういう他人を受け入れることが、人間としての自分の幅にもなる。他人と本気で向き合うと嫌な部分も見てしまう。良くも悪くも影響を受ける。でもそのリスクなしには人とは関われない」
だけど、そう言った後に自分のことを思い返した。
痛い思いもしたし、胸を裂かれるようなこともあった。簡単に人に言えない話も数多くある。そんな出来事で失った人たちも多い。
いつかは俺も、彼らを受け入れることが出来るようになるんだろうか。
そんなことをふと思った。そして別れた人たちのことがぼんやりと浮かんだ。
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