2012 12月27日

ネットで昔の親友が離婚してることを知った。

もしかしてそうなったかも、と薄々感じてはいたけれどいざ目の当たりにするとショックだ。あいつが駆け落ちする前に大ゲンカをした。馬鹿なことを言うなと俺も必死で止めた。おまえは最後に涙を流したけど俺は逃げたなと思った。怒りが込み上げた。そしてそれは間違いじゃなかった。その直後に二人で仕事も何もかも捨てて消えたからだ。ナチュラリストとして日本中放浪し、そういった生活に埋没したのは奥さんの生き方に他ならない。ブタ箱に入れられるような不良のあいつはただ合わせてただけだろう。

写真家としてのキャリアをスタートしたばかりだったのに。来る日も来る日も作品のことを議論し、女のこと、人生について泣いて笑った仲だったのに。言いたいことは山のようにあったのに突然消えた。数年後に再会したときは何もかもが遅かった。

なあ、もう頼むから自分の人生を生きてくれよ。そしていつか連絡よこせよ。

じゃあな。