旅人

2008 9月22日

そこでつるむ予定だった連中が、らちがあかなかい連中だったので、とっとと切り替えて嫁さん帰ったあとはバックパッカーどもとつるむことにした。

ドミトリーの安宿で最初に出会った男はヒクソンとシウバを足したような、スキンヘッドのむきむきの男だった。最初ブラジルかどっかの男に思えたが日本人だった。ハードディスク関係の仕事らしく休みが三週間とかあるらしい。中東、中南米、いろいろなヤバい国に行っている。格闘技のジムに通っているらしく、格闘技おたくの話がバンバン出る。韓国に来て人の目をみんな気にしないことに驚いた!と言う。あんた気にするの!と思わず突っ込みたくなったが、気にしてるからこんなナリかもと思った。物騒で誰も近寄って来んだろうしなあ…。(笑)夜中の三時くらいまでしゃべった。

明日出てゆくと言う。落合信彦読んでるから、読み終わったら読まない?と言う。いいですよ。朝起きたらベッドの片隅に本がそっと置いてあった。結構繊細だね、と一人笑う。

そういえば彼の名前もなにも俺は知らない。