このサイトについて
画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2010 4月26日
「なんだ波の音がするぞ」
「海の前だ、そりゃしょうがない」
天気がよけりゃ海に行くので真っ黒になってきた。
海の前ではだれもが素直になる気がする。殴り合いしていても絵になる。子供が泣いても気にならない。 大型の犬が思い切り走り回るのを見た。孫とおじいちゃんが波を眺めている光景も見た。恋人たちが二人きりの世界に入っているのも見た。ビール片手に海を見ている人もいる。潮干狩り、釣り、ウインドサーフィンに興じる人々。かもめ、海鵜、カルガモ、飛び跳ねるさまざまな魚。ほかの動物が集まるということは、人間にとっても居心地がいいということだ。日焼けした引きこもりとか聞いたことがない。引きこもりも海の近くにいると、違ってくるかもしれない。
東京でも海のそばがいいな、と思っていたけれどそんな場所はなかった。神楽坂に勤めていたからね。拝島とかいうど田舎から通って。西武線の終点だ。東西線沿いなら葛西とか、幕張とかだろけど、海岸は埋め立て。海岸に砂があるのは鎌倉までいかないといけない。鎌倉に住んで横浜で勤めようと考えたこともあるけれど、神戸に来た。・・・海を中心に生きているような気もするが、まあそんなとこが本当のところかもしれない。
ネットが世界とつながってるってのは嘘だろう。
やはり海こそ世界とつながっている。
一覧へ戻る