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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2009 9月7日
へんな気分だった。毎日行くとなりの屋根裏の飲み屋、アティックに引っ越してから初めて行った。ついでにじぶんたちの住んでたマンションを見た。
毎日のぼってた坂がかなり辛かった。見上げたあの部屋は暗く重く感じた。セキュリティーもしっかりしてて坂の上の五階。まるでホテルからみたいに街を見下ろした。人の声も虫の音も遠くなって不安を感じたことを思い出す。最初は気楽だった。なんもかも遠くなって。段々それが孤独も生んだ。そういうことは静かに人間の精神に影響するんだろうな。
よくわからないのが、今の住まいの方が夜、街が静かに感じることだ。防音もしっかりしてあんなに高い場所にあった部屋なのに、街の音を感じていたことになる。もちろん今の部屋の方が壁が薄いので、本当に静かなんだろう。隣の部屋の音なんかは今の方が聞こえる。昔は隣の音はあまり聞こえなかったのに、街の音は知らぬ間に聞こえてたことになる。いや、もっと深いところで感じてたのかもしれない。こうした違いは段々と日々の生活に染み込んでゆく。 長い時間が経ったときにまたわかることもあるだろうから、また書きたいと思う。
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