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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2011 12月12日
先日荻野くんとまたしてもライブをやった。
今回はインプロビゼーション、即興の集まり。結構演奏出来る人、もちろんプロの方がほとんどでジャムった。前回のメロンのときは最初に構成してやったし曲も構成のあるものだった。音楽はともかく絵で即興は至難の業だ。線の勢い動的な動きに注視して描いた。描く行為が音に響くように。だいたいのライブペイントは完成図があってそれをひたすら描くだけだ。もう一つのやり方は壁にたらしたりだが、これだと表現に限りがある。そこで木炭を使って、描いては消すようにした。勢いのある線はやれるので、今後は描くものが問われる。やはりある程度段取りがある方がやりやすい。キレのある描き方だから。それに僕の作品は集中力を問うものだから。荻野くんはしかし普段クラシックからああいうものまでなんでもやる。即興は昔映画をやってるときによく考えた。ゴダールや大島渚が代表選手だが、ゴダールは結構計算がある。大島の方が近いが映像はドキュメントになってゆく。マイルスデイビスの有名なビッチュズブリューが最高にインプロビゼーションだ。ああいうことをやらかしたい。
昔ジョナサンボロフスキーなんか大好きだったのを思い出した。彼は美術館の壁に描く画家だった。屋根は破るし知っちゃかめっちゃかに見えて、洗練されてるし、なかなかあれ以上の展覧会もお目にかかったことがない。爪のあかでも飲んでがんばることにしようかな。
生きた絵を描きたい。型にはめる判のようなものでなく。そしてどこかの誰かに描く絵じゃなく、目の前の人間に伝えたい。
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