神のみぞ知る

2009 9月16日

救命救急のドラマをやってた。ユースケが珍しくシリアスでいい味だ。まあ誇張してるんだろうが、この仕事は大変だ。

昔はどうだったのか?素朴に疑問がわく。母いわく、昔は医者が横柄で、俺の診断に間違いはない!くらいの感じで誤診で死んだ人も多かったと思うわ。そんなことを言う。救急なんて確立してなかっただろう。権力がなくなったし、みんないろんなことを知ってしまった、ということかもしれない。

… そりゃあねえ、自然や偶然にすべて完璧に対応するのは無理だと思うわ。なんかね、ペットの問題と似てると思ったんだけど。生きてるすべての犬や猫を人間が飼えるわけがない。クジラ問題もなにもかも、すべての偶然を人間が管理できるわけがない。自然のすべての問題が人間の問題だと思うことが傲慢じゃない?消えてしまうのが人のせいばかりとは限らない。人間もその自然の中で右往左往してるわけだし。

こう言う場合、どう完璧にやっても何割かは取りこぼしがある、という前提で動いた方がスムーズに行く。それは医者だけじゃなくて、患者にも言える。なんにでも言える。

ある部分以上はやっぱり神のみぞ知るのが人生じゃないか。

そう思うともうちょっと楽になるし、自然に生きて行けると思うなあ。