絵の自然

2006 4月5日

神戸では海と山と都市部が密接している。天気がいいので博物館に行くとミイラ博やってる。ふうん、お棺の絵はすべて意味があるんだ。念仏だらけの耳なしほういちみたいだ。生への執着か。

久しぶりに海へ。やっぱり海はいい。なんかでも、滝の近くはアルファ波が出るとか、自然に触れるとナチュラルキラー細胞がどうとか免疫が活性化するとかいう奴と一緒に飯なんか食えないなあ。じゃかましいぼけ、と思う。とにかくカモメがかわいくて奇麗だ。カラスもトンビも、鳩もいるけど。海にぷかぷか浮かんで、気ままにお魚を食べ、すいっと空に跳ぶ。鳥はいいな。保健所に駆除されることもないし、去勢されることもない。国境もない。

神戸では海で飲んで、宮で飲んで、山で飲む、と神戸通が言ってた。ふむ。都市のなかの自然。パソコンなんかほっぽり出してたまにはカモメと遊ぶのもいい。

あと、絵を描くというのも自分のなかの自然をうまく引っ張りだすことだ。描けるか?と自分に問いかける。雑念を排除してできるか。これが出来ないときは何度やってもだめ。いけるときは一発。まあ漁師かなんかの瞬発性に近い。今日も歩きながら、いけるか?と自分に聞いた。