自分はたまたま

2006 3月24日

自分はたまたま存在している。男と女がいちゃいちゃして出来て。そんで環境と他人との関係で成立している。人格もその関係の中でたまたま出来上がった。なにかの運命だとか、意味を持って生まれたとかは人間のたわごとで、実は偶然成立している。自然とはそういうもんだし。それをややこしくいう必要はないと思う。ある日付で生まれたから運命が決まってるというように。日付は人間だけの基準だからあてにならない。

よく肉親の殺人がおこるけど、目の前の人とか自分しかこの世にない狭さが一つの原因かもしれない。状況とか環境とかでかい問題が個人に与えている影響に目が向かないし、向かないように出来ている。個人個人が社会に影響を与える発想にならない。

歴史を辿って行くと自分を知ることが出来ると思う。ヒトラーと第二次大戦史はいい資料だった。環境によって人格が左右されるいい例。日本人の歴史を辿って行くとまた自分を知る。人は変わっていない。状況だけが変わって行く。なにかの問題を目の前の弱い人にぶつけるより、強い外側に目を向けたい。

自分はたまたま存在している自然の産物だ。だから芽を出している時期もあるけどいつかなくなってしまう。そのことは大事なことだと思う。