週に二回

2011 6月10 日

週に二回は通う駒屋。木曜日は生ビールが250円なんでその日はお客が多く、うちら夫婦もよく行く日だ。たまたまこのまえ行かなかったら、「なんでこのまえこんかったの」とおばちゃんに怒られたりする。いいミカンが手に入ったら持ってくし、向こうもシシ鍋が入った言うて用意してくれたりする。他のお客さんもそんな感じで、まあ田舎のご近所さんのような関係だ。昨日は定休日なのに食べに行った。他のお客さんもいて、なにが定休日かわからないくらいだ。今晩は人が多かったな。たまたまだろうが、あんまり皆お好み焼きを頼むので「もうやいやい言わんといて!」とゆっくりおばちゃんキレていた。それを聞いてお客さんが笑う。「とうさん使ったものは元のとこに戻しといて!」「はいはいっ」まるで夫婦漫才である。このおばちゃん正直な人で言いたいことを言う。それもスローな口調で。言った後ににこ~、と笑う。きちんと空気を読んでいて、本音は優しいのが伝わる。作るお好み焼きもとてもやさしい味だ。うちら夫婦は猫もここのお目当ての一つ。とらと夢。ときどき「とらや」とか間違う。こんな安くてやさしいお店はやはりそういう人が集まる。高知出身の大工のなんちゃんは特に俺に声をかけてくれる。焼酎も「まあのめや」とドクドク入れてくれる。今日も焼酎飲んどるか?と聞いてくれた。はい、飲んでます。そうか。奥さん大事にせえよ。そう言って帰って行った。