このサイトについて
画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2011 6月10 日
週に二回は通う駒屋。木曜日は生ビールが250円なんでその日はお客が多く、うちら夫婦もよく行く日だ。たまたまこのまえ行かなかったら、「なんでこのまえこんかったの」とおばちゃんに怒られたりする。いいミカンが手に入ったら持ってくし、向こうもシシ鍋が入った言うて用意してくれたりする。他のお客さんもそんな感じで、まあ田舎のご近所さんのような関係だ。昨日は定休日なのに食べに行った。他のお客さんもいて、なにが定休日かわからないくらいだ。今晩は人が多かったな。たまたまだろうが、あんまり皆お好み焼きを頼むので「もうやいやい言わんといて!」とゆっくりおばちゃんキレていた。それを聞いてお客さんが笑う。「とうさん使ったものは元のとこに戻しといて!」「はいはいっ」まるで夫婦漫才である。このおばちゃん正直な人で言いたいことを言う。それもスローな口調で。言った後ににこ~、と笑う。きちんと空気を読んでいて、本音は優しいのが伝わる。作るお好み焼きもとてもやさしい味だ。うちら夫婦は猫もここのお目当ての一つ。とらと夢。ときどき「とらや」とか間違う。こんな安くてやさしいお店はやはりそういう人が集まる。高知出身の大工のなんちゃんは特に俺に声をかけてくれる。焼酎も「まあのめや」とドクドク入れてくれる。今日も焼酎飲んどるか?と聞いてくれた。はい、飲んでます。そうか。奥さん大事にせえよ。そう言って帰って行った。
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