運命なんて

2011 10月27日

運命ってのもやはり信じてない。

いつからこういう思想が入ったかは知らないけど、運命の人、運命の仕事、そんなものに翻弄されて搾取されることが大半だ。この考えで危険なのは、人間ってのは生まれもって決まっていて変わらないという考え方だ。

それは人を機械として見ている。パソコンは変わらないが人は変わる。面接する人間も転職する人間もそう。人と言うパーツをどのピースに合わすしか考えない。結婚相手も仕事もそう。普遍の自分をどの駒と合わすかしか考えない。だからこのパズルは永遠に解決しない。そんな組み合わせはないからだ。なぜなら人は変わる。今も変わってゆく。合う瞬間はあっても永遠ではない。

だから人は育てるものだし育ってゆくものだというのが真実だ。状況や出会いで自分自身が変わってゆく。不確定なものだがそれが現実であり自然そのものだ。変化は恐いし自分がないと考えるのは間違いだ。自分はこの肉体で常に変わらない。頭の自分なんて信用するな。考えなんていつか変わる。愛も友情も境界がないのはそういうこと。

運命なんて信じるな。そんなもんは明日になればすぐ変わる。変わり続け成長して育ってゆく。食物を育てるように人も育って花を咲かし消えてゆく。