選択

2009 2月1日

「ハケンの品格」っていうドラマを再放送してた。今観ると感慨深い。

選べずに派遣社員になった人と、選んで派遣社員になった人が主人公。そんな眠たいこと言ってる時代もあったなあ…。会社側からすると馬鹿な奴らだちょうど都合がいいわ、ということになる。会社は最初から選んでる。働き方の選択なんか、はなからさせていない。

先日東大安田講堂の陥落を再現したドラマがあった。今検証に値するあの時代だけど、納得ゆく内容じゃない。ろう城してる学生が重傷を負った。休戦を学生が要求して病人が担ぎ出されて、また改めて火炎瓶の投げ合いだ。ルールのある喧嘩。子供がだだをこねてるだけ?当時の警察側の責任者が、今の若者は熱さが足りん、熱すぎは困るけど、ちょうどいい熱さが、とか最後に言う。がっくしきた。若者の反抗は結局構造を脅かすものではなかった。そう言うことだ。枠のなかの反抗だ。最初から選べてない。

自由とか反抗って、なんだ?