風景を変える

2009 11月3日

絵というものが町にない。そのことに不満でいろいろ組み合わせを考えている。

演劇でアートのにおいのするのが唯一維新派だ。しかも関西というのがいい。アートディレクターの東学さんに会うことにした。絵師といしてもご活躍中で、演劇専門のアートディレクションを担当している。大変ご活躍してる人なんだが、気さくでなかなかおもろいおっさんで、美輪明宏とか唐十郎とかに会った、仕事した話で盛り上がった。いろいろ教えてもらった。詳しいことは秘密だがおもしろくなりそうだ。

片山さんの京都芸大時代の後輩で古鍛冶さんという人がいる。見た目は格闘技の山本KIDにそっくりだが、知的でユーモアがあり骨太な部分もある不思議な人だ。植物作家。ススキや花を使ったりしたインスタレーションに惹かれた。普段は庭園のデザイン、施工を中心に植物作りを生活の中に取り入れる提案をしている。雑誌などでも見かけるし、海外でも活発な活動をしている。こういう組み合わせもあるな、と考えたりしてる。

絵画が単体で存在するのは近代が特別で、本来は建築やら浮世絵のような雑誌やら多様な見せ方があった。絵画が独立してしまったのは作家性が強くなったわけでなく、既得権の問題がある。絵は単体で見られるようになって反対に弱くなった。過保護に守られている気がしてしょうがない。

絵画をもっと生かしたい。風景を変えたい。風景が変わらなければ革命じゃない。そう誰かが言ってたな。