岡元



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本多千紘さんと作品

 

 

人物と作品   本多千紘写真

 本多千紘さんは昭和51年10月10日に広島県呉市で生まれた。
 家族は市役所勤めの父と母、弟の四人暮らしだったそうだ。4歳からピアノ教室に通い始めて小学生の頃から音楽大学に進むことを意識していた。そのまま順調に進み、高校の推薦で大阪音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業し、同大学大学院ピアノソロ研究室も修了した。同大学短期大学部に非常勤教育助手として勤めはじめた。
 その後のピアニストとしての経歴は華々しい。関西を中心に多くの演奏活動を行い、オーケストラソノリテ、ウクライナにてチェルニーゴフフィルハーモニー交響楽団などと協演。そのほか、映像と音楽のコラボレーション企画への参加、ダンスとの即興セッションなど、ジャンルを超えた総合的な活動を目指す。ピアノを橘純子、菅波多恵子、山田みつ、故神野明の各氏に師事。現在、大阪音楽大学演奏員。 2005年 ソロリサイタル“Reflets 〜音のむこうに映るものたち”開催(ベガホール/宝塚市) 2006年 重松みか氏プロデュースによる日本人オペラシンガーのためのプログラムTSP(ニューヨーク)に伴奏ピアニストとして参加。 2011年 ソロリサイタル“光の音闇の音”開催(ベガホール/宝塚市)、ソロコンサートを音楽工房螢庵(金沢)にて開催。 2012年 ウクライナ国際マスタークラスに参加、チェルニーゴフ・フィルハーモニー交響楽団と共演。 近年では2013年 林海象監督、映画『彌勒 MIROKU』公開に伴い、音楽プロデューサー渡辺崇率いるSound on Filmオーケストラのメンバーとして生演奏つき上映の全国巡業にも参加している。
 私、千光士との出会いは音楽家荻野やすよしを通じて、千光士の教室立ち上げ時に彼が連れて来たことから始まった。そのまま千光士の教室に生徒として参加し、講師と生徒と言う枠を越えた創作のコラボレーションに立ち会って頂いた。ひらめきや直感に従って、まるごと対象を技術抜きでとらえる筆力に驚いた。ジャンルは違ってもさすがは表現者だと驚いた思い出が多い。もちろん何度も彼女のコンサートはお邪魔したし、授業で絵画とのセッションも行った。気軽に屋久島や海外に出向いたり、先入観にとらわれないフットワークの軽やかな自然な生き方が魅力的な女性だ。
 生徒と講師と言う枠でのおつきあいが終了しても気になる方だったが、突然結婚出産の報告を聞いて、あの人らしいなあと驚きと喜びで気持ちがいっぱいになった。実は人となりをお伺いしても簡単なことしか言わない。説明はいらない、そのものずばり見たり感じてほしいという生き方そのものだと思った。それが本多千紘だ。
 作品はお子さんが生まれた後に自宅で描かせて頂いた。彼女のそれまでの印象と異なって、母親としての優しさが芽生えているように感じた。それを作品に残すことが出来たらと思って製作した。 
 作品と彼女を写真におさめることになったが、お住まいの天満の街の中で撮影することになった。その風景はまるで「深夜食堂」だな、と思って笑った。赤ちゃんを胸に抱えたまま絵も抱いてにぎやかだ。どうみてもピアニストには見えない。そういえば自分は人間本多千紘と付き合って来たんだなと改めて思うことになった。最高です。


2014年12月7日