映像と長さ

2021年 12月24日

韓流ドラマを見て全34話とかずいぶん本数が多いなと思った。

これはアメリカとかもそうで、日本だけが12話くらいで終わるようになっている。映画で言えばいまビートルズの「レットイッットビー」を観ているがなんと7時間以上ある。劇場公開も中止になりディズニー+でのみ上映と聞き、ふざけんなディズニーとか思った。しかし、だ。これが見始めるとこの長さに意味があると思い始めた。リアルに現場にいるような錯覚を起こすのだ。昔の大作だと前半後半もある映画がけっこうあった。TikTokのようにどんどん映像作品は短くなるものかと思っていたのに、これは意外だった。

映画の長さは回転数が悪くなるという映画の興行収入に直結する。昔の映画はチケットを買えば1日中見れたが、今は一回一回入れ替えるのである程度の回転が必要でそうなる。もう配信だと長さを考慮する必要がない。ここでも静かな革命が起きている。

youtbeはある程度短いものが多い。テレビ番組1時間という枠や映画2時間弱という枠が壊れつつある。内容に応じて長さに変化が生まれている。TikTokタレントは一発芸に長けて、長尺のものはそれなりの力量が必要になる。タレントや俳優も二極化してゆく。

どんどんおもしろいことが起きている。