戯言

2020 5月18日

政府に文句言いたいのはわかるが、安倍だろうがなんだろうが、日本のリーダーは自分たちの合わせ鏡だ。あの男は自分たちそのものなんだよ。ここまで長期政権が保てたのは独裁でもなく、今のぬるい日本に適切なバランスのリーダーだっただけだ。Twitterのつぶやきなど何ら抗議になりはしない。

日本は昔からそうだった。学生運動の時代もそうだ。安保反対の大運動が日本中で巻き起こった。結果はどうだった?今誰も安保反対など言わない。むしろ安保がなくなれば困るはずだ。結局誰も責任を取らない。

大学時代ずいぶんそういったことも学んだ。抗議もしたしデモにも参加した。なんにもならない。今のTwitterと同じで、やりながら戯言だとわかっていた。しかし親戚のおばが交通事故で死んだときは正式に市に対して抗議した。ここは事故が多発しているので、対策を行うべきだ!と。返事は来たがありきたりの文言だったが、正式に抗議したことは意味があったと今でも思うし、そのありきたりの文言にも苦渋の匂いは伝わった。言っても仕方ないと言う連中もいたがそんなことはなかったと今でも思う。わずかな変化だが、警告灯のようなものがそこに出来た。妻が上司である副社長からセクハラ、ストーカーをされたときには、もみ消そうとする会社と争い、警察署、労働基準監督署、労働局に相談、会社の顧問弁護士を引き摺り出し、左遷更迭させた。泣き寝入りせずに必死に正当な方法を調べ上げた。政府に文句があるなら、匿名でなく正式に言うべきだ。つぶやきは甘えた子どもの戯言だ。

安全な場所から石を投げても革命は起こらない。