ネット映画

2019 12月14日

最近映画が多く作られるようになったらしい。

フィルムからデジタルになり制作費が安価になり数が増えているからだが、かける映画館が足らないようだ。そこでnetfilixのようなネットオンリーの会社が新しい表現場所として台頭してきている。映画館にまつわる諸経費もないし、顧客が世界中にいるのは大きい。日本映画は国内のみの集客が足かせになっていたからだ。ROMAという映画がアカデミー賞を取ったことでも話題になった。ネットの評判からnetfilixで日本ではじめて劇場公開になった映画でもある。日本では「全裸監督」という昔のAV監督村西とおるを扱った連続ドラマも評判になり、最近ではスコセッシが「アイリッシュマン」という映画を制作した。巨額の制作費を出したのはnetfilixだけだったそうだ。しかもこれは劇場公開もされ、アカデミー賞も有力候補だ。なおかつ今までと異なるのは、劇場公開の期間を超えて配信されることがよかったという。これも大きい。上映館数、期間はもろに収益に結びつくしこれは資本を集める上の指標にもなる。アホみたいなアイドル映画ばかりじゃなくなる可能性を秘めている。

アジアの映画では中国や韓国のほうがリードしている気がする。日本も万引きとか葬式の話ではなく、「全裸監督」のようなものが世界を席巻してくれればおもしろくなりそうだ。