年末に

2019 12月23日

そろそろ一年の総括の時期か。

清水寺では「令」だったみたいだが、自分は今年も「描」というとこか。一年嫁さん描いたので。まあ奥さんは以前から描いていて、まとめて大型の新作を描けたのは大きい。毎日フルでしばらく描いて体力的にも大変だったなあ、、。技術的にはもっと大変で、今回白いシャツを入れた作品がメインだったので、今までのザラザラした肌合いではなく、ツルツルのマチエールにしたのでほんとうに悪戦苦闘だった。アラが見えやすいので精度が求められる。母の作品のときより描き込みが必要だった。おかげさんでいろんなものが見えたし、経験値もずいぶん上がった。家庭のことはジムに通い始め肉体的にも良くなっただけでなく、奥さんと共通の時間を共有していいことだらけだった。

西洋化の波で個人で自立して生きないといけない時代になってしまった。しかし実際にはただ幼く孤立する奴らが増えた。日本は家族という塊を引きずったまま孤立するこどもを大量生産している。同時にネット、ゲーム、スマホなどの道具が人格形成から人間関係にまで大きな影響を与え始めて人間がついてゆけずぶっ壊れはじめた。道具も時間も選ぶ能力と意思がいっそう必要な世の中になってしまった。嘆いても拒否しても解決しない。自分の生活、人生は自分で選びとってサヴァイブしないと誰かにカモられるだけだ。

弱肉強食という意味では昔も今も変わりはない。みんなタフに生き抜こうぜ。