雑談

2016 9月15日

世の中は慌ただしく、SMAPがどうとか言ってたら、オリンピックもとっとと終わって、高畑の息子が強姦で捕まり釈放され、台風は来るわ、拳銃で立てこもるわ、兄妹で殺しがおこるわ、築地がえらいことになってるわで、夏がけたたましく通り過ぎて行った。

さて。先日吉田拓郎がNHKに出てて何やら語ってたけど、50になったとき考えが変わった。そう言う。今は彼も70だ。誕生日も同じで非常に共感する曲を書いてきた彼がそう言う。保守的になったという。俺もそうなるのかとも思ったりした。自分が15歳くらいのときの彼のイメージはずいぶん前の時代のカリスマに見えた。拓郎は36歳で21歳も年上だとずいぶん大人に思えた。今は70歳もそんなに距離は感じない。

彼は50になって保守的になったという。自分もそうかもしれない。

見える風景が変わったからな。時間の進み方も変わった。

しばらくぶりの拓郎はやはり少し老けて見えた。しかし新たにライブを開始するという。彼はラブソングはいつまでも歌いたいと言った。ラブソングのそばにいたいと。その言葉にはやはり青年の姿が垣間見えた。この人は本当に正直な男だと思う。20代で鬼神のように歌ってた男が、がんばらなくてもいいでしょう、と歌ったりする。保守的になったともいい、男や若さをあえて強調しない。

そういうのも悪くない。