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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2016 9月15日
世の中は慌ただしく、SMAPがどうとか言ってたら、オリンピックもとっとと終わって、高畑の息子が強姦で捕まり釈放され、台風は来るわ、拳銃で立てこもるわ、兄妹で殺しがおこるわ、築地がえらいことになってるわで、夏がけたたましく通り過ぎて行った。
さて。先日吉田拓郎がNHKに出てて何やら語ってたけど、50になったとき考えが変わった。そう言う。今は彼も70だ。誕生日も同じで非常に共感する曲を書いてきた彼がそう言う。保守的になったという。俺もそうなるのかとも思ったりした。自分が15歳くらいのときの彼のイメージはずいぶん前の時代のカリスマに見えた。拓郎は36歳で21歳も年上だとずいぶん大人に思えた。今は70歳もそんなに距離は感じない。
彼は50になって保守的になったという。自分もそうかもしれない。
見える風景が変わったからな。時間の進み方も変わった。
しばらくぶりの拓郎はやはり少し老けて見えた。しかし新たにライブを開始するという。彼はラブソングはいつまでも歌いたいと言った。ラブソングのそばにいたいと。その言葉にはやはり青年の姿が垣間見えた。この人は本当に正直な男だと思う。20代で鬼神のように歌ってた男が、がんばらなくてもいいでしょう、と歌ったりする。保守的になったともいい、男や若さをあえて強調しない。
そういうのも悪くない。
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