川の流れのように

2012 10月25 日

俺節って漫画があった。

ずいぶん前の漫画だったけど、生き方も歌もド演歌の歌い手たちの青春群像だった。なぜかふと思い出す。今晩長年お世話になった居酒屋「駒屋」の閉店会があった。積もる話が合ったわけじゃないけど、お母さんとお父さんとトラとユメの作る時間はホッとしてほんとうに息が抜けたんです。お客さんみなさんド演歌を歌って、俺も裕次郎の「恋の街札幌」を歌った。おつかれさまでした、ありがとう。思い出は一生忘れません。俺はお母さんの両手を強く握りしめた。そして彼女は最後に「川の流れのように」を歌った。

知らず知らず 歩いてきた

細く長い この道

振り返れば 遥か遠く

ふるさとが見える

でこぼこ道や 曲がりくねった道

地図さえない それもまた人生

ああ 川の流れのように ゆるやかに

いくつも 時代は過ぎて

ああ 川の流れのように とめどなく

空が黄昏に 染まるだけ