ボロボロ

2012 10月29 日

ライブが終わった。

いつも毎回これで最後にしようと思いながらやっている。それはポーズではなく、視覚的に自分というものが耐えうる存在かということと、じん帯などの健康問題もある。それは見せるに足りうるものが提示できるかという問題に行き着く。

一年近くやってきたライブで今回初めて人間を描いた。今までは音に合う線をどう描くかがテーマだった。線がいかせるモチーフを選んだが、人間は描きにくかった。今回は線ではない方法で描くことで試みた。結果は好評で、ギャラリストの片山さんはやっと千光士さんらしいものがみれたと握手をして頂いたし、前回見た人には進化していると言ってもらった。お客さん全体がいい感じに包まれてほっとしたし、まだ次があると思った。ありがたいことだ。

それでもライブの直前まで憂鬱な気分になる。集客もあるし、やってみないとわからないこともある。イライラするし、落ち込んだりする。しかし終わると何ともいえない爽快感と高揚がある。そしてボロボロになって眠った。