このサイトについて
画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2012 2月8日
クリエイティブな集団を彼は作りたいと思っているらしい。
荻野くんには音楽のジャンル、創作のジャンルを超えたなにかを作りたいと言う目的がある。自分もそれは共感するし、いくつか試みて来た。今回位しっくりくることも少ない。寺山修司の天井桟敷から大島渚の創造社、果てはYMOからビートルズまで、創造的な集団への憧れは強かった。実際やってみると大変なのは、自分の創造性のカラーがタイトでシンプルなものを目指してるからだろう。荻野くんは華があるからもっとオープンな世界だ。自分の世界観はシンプルで鋭角なものだ。今回も作品に合わせて音楽がシャープに研ぎすまされているのがわかる。普段の荻野くんはもっとエレガントだし、歩くんは静かなオフビートの世界だ。美術の集団では「個人の表現」というやっかいな迷信があって本当に難しかった。まさかこういう展開になるとはね。驚いた。フロントマンとして顔を曝すことになろうとは思わなかった。お恥ずかしい。(笑)
今回映像を観た方々からいろいろ励ましのお言葉を頂いた。一つ紹介しよう。「ロックやなあ!尖った道が見えるみたいで、何かに対してブレない感じと言うか。新しいものに躊躇なく向かってく感じが。紙を破くのが最高にロックで!これもブレない何かを感じたなあ。とにかく熱いなあ!カッコよかったですわ!」
一覧へ戻る