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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2011 7月17日
やっと完成した。そして納品。荒木晋太郎をやっと描き上げた。詳細は
の方に書いたけど、難しい仕事だった。漠然と感じてるイメージで描こうとしたが出来なかった。紙のよじれや土の材料で表現しようとしたからだ。普通の絵ならそれでもおもしろいものは出来る。しかしこの場合本人を捉えてないと意味がない。結局絵に彼を合わせようとしたのが間違いだった。画家にとってそれはたやすいことだけどこの場合意味がない。自分を消して彼を観察する、天から授かった荒木晋太郎という造形物を素直に描く。そう考えれば紙と墨が勝手に動くだろう。しかし土や紙のよじれという障害になる方法は避ける。このポイントに集中して一瞬をつかんだ。なるほど、真理は滅多に垣間見えないな、すーさん。(笑)いったい何点描いたんだろう。描いても描いても出来ないというのは恐怖に近い。自己嫌悪に陥ったし死にたくなるな、これ。他人のせいに出来ない。上司や同僚や部下のせいに出来ないから追いつめられる。しかし一瞬の瞬間のために生きてるようなものだ。なんでこんなしんどいこと始めたのか何度も後悔したもの。荒木くんのゼロが一桁違う制作費、駄目なら本気で突っ返そうと思っていたこと、そして感動のコメントは僕を奮い立たせたよ。
ああ、なんとかもう少し生きて行けそうだ。
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