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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2011 6月13 日
久しぶりにプライベートライアン観る。スピルバーグは映像の魔術師だが、意味がないほど輝く。つまり内容がないほど良い。そういう意味で「激突」のころから一貫して変わらない。この映画もなんでライアン探す訳?という理屈はさておき視覚的すごさが際立つ。同じCGでもアナログの頃からやってるからリアリティが違うな。特に気になったのがやっぱりこの映画をささえるシステムというものだ。スピルバーグはものすごい早撮りで知られている。段取りがすごいんだろう。その総合力。いくらCG使っても小手先で終わる日本でこれができない。常々思うのが映画監督は優れた軍司令官に似ているということ。組織力、構想力、実行力というものは西洋人が歴史的に培って来たもので、その上の個人主義という気がする。政治でも映画でも同じ構造だと思う。日本人にはこれが永い間できないんじゃないか。太平洋戦争もアジアの利権をなくしたくないのでハワイあたりでアメリカを牽制しておく、その間に交渉、以上のものではなかったはずだ。つまり行き当たりばったり。陸軍と海軍などの内部の利権の争いの方が重要で。まるで自民と民主にそっくり。しかしアメリカが明確なビジョンと具体的計画、実行力があるとは夢にも考えていなかった。これは今の政治のぐちゃぐちゃと同じで日本の組織ってのは今もこうなる。なんとも困った状況の国に生きているが、なんとか知恵を出し合いだましながらやってゆくしかない。自分の国は捨てる訳にいかないじゃないか。駄目な親でも親は捨てる訳に行かない、、感じか?外国の仕組みを真似るんじゃなく自分たちに合う仕組みを作るしかない。なんかサッカーで聞いた話だな、これ。
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