生きもの

2010 8月19日

実家の庭が畑になりつつあるので、いろいろな生き物も目にする。

多いのがにがうりによって来る蜂だ。本当に小さいものから足長ばちやくま蜂なんかがいる。あしながはすだれにとまってカリカリやっている。蜂は受粉に欠かせないし、見ていてもよってくることもないのでのんきに見ている。母は巣に何度か手を突っ込んだらしく、二、三度刺されたらしい。二回目はやばいで、というと、馬油つけたらなおったわ、という。病院いきや、というと、畑で倒れて死ぬらあてちょうどええわね、という。まったく・・・。(笑)そのほかにとんぼ、極楽トンボ、せみ、蟻、蛾、蝶、これは黄色いものからアゲハまでいろいろいる。昔から好きなのがあまガエル。いつも玄関や俺の部屋の窓辺にちょこんとへばりついている。ひさしぶりに手くらいでかい蜘蛛を見た。いつもおるで、と姉が言う。そうか、たまにしか帰らんからな。それからヤモリ。バリ島にもいたやつだ。俺は好きだが、姉も嫁さんも嫌いらしい。前が田んぼなのでうしがえるもいる。このごろミミズを見ないが、いるとこにはいるだろ。田んぼじゃ昔死んだモグラをよく見たし、白サギもよく見たな。

今回友人の子供6ヶ月と83のおじをよく見た。友人の子供はたまたまだったけど、その違いを垣間見ることが出来た。そのどちらにも良さがあった。歴史を刻んだ顔と無垢な顔。どちらも存在感がある。昔は子供も老人もきちんと見ることが出来なかった。なぜなら普通のテレビやメディアの中で子供と老人は扱いが違うからだ。それに慣れていたのか、それとも若さが自分の中で大きかったのかもしれない。中年になってその両方を自分たちと同じように見ることが出来る。

歳をとるのも悪くはない。