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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2010 5月25日
土を扱うのは至難の業である。
野生の土だ。ほっときゃカビも生えるし、ダニもわく。土塗ったまま床も拭かずほっといたからだ。うう・・・。ざらっとした木の床だったからなあ。おまけにアリもげじげじも来た!これはまずいので、アトリエの床を全部張り替えた。つるつるの完全にフローリング状態にした。これでかなりましにはなったが、雨に日には厳しい。作業は外との往復が必要。それにもっと本体のほうが大変だ。土に対峙するには既存の墨じゃ弱い。思い切ってペンキを塗った。圧力は十分だが色味は墨がいい・・・。しかし今まで紙に塗ってきた墨のぼかしがもうひとつ。いろいろ調べてみる。古墳とか洞窟の壁画とか見る。うーんいまいち。ルオーじゃあなあ、、、。結局陶器に目がいった。土、焼き物。焼くのもいいかもな。そう思ってバーナーで調子を作るといい感じになる。よし。あとはペンキの色くらいか?灰を混ぜるか?いやいやどうだろう。マットにしたいし、繊細な線ものせたい。そうすると土の粒子を細かくしないとのらないが、あまり細かいと生命力をなくす。加減がまだつかめない。
繊細で大胆なものを作りたい。 土は厄介だけど、なにか可能性がある。
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