可能性

2010 5月25日

土を扱うのは至難の業である。

野生の土だ。ほっときゃカビも生えるし、ダニもわく。土塗ったまま床も拭かずほっといたからだ。うう・・・。ざらっとした木の床だったからなあ。おまけにアリもげじげじも来た!これはまずいので、アトリエの床を全部張り替えた。つるつるの完全にフローリング状態にした。これでかなりましにはなったが、雨に日には厳しい。作業は外との往復が必要。それにもっと本体のほうが大変だ。土に対峙するには既存の墨じゃ弱い。思い切ってペンキを塗った。圧力は十分だが色味は墨がいい・・・。しかし今まで紙に塗ってきた墨のぼかしがもうひとつ。いろいろ調べてみる。古墳とか洞窟の壁画とか見る。うーんいまいち。ルオーじゃあなあ、、、。結局陶器に目がいった。土、焼き物。焼くのもいいかもな。そう思ってバーナーで調子を作るといい感じになる。よし。あとはペンキの色くらいか?灰を混ぜるか?いやいやどうだろう。マットにしたいし、繊細な線ものせたい。そうすると土の粒子を細かくしないとのらないが、あまり細かいと生命力をなくす。加減がまだつかめない。

繊細で大胆なものを作りたい。 土は厄介だけど、なにか可能性がある。