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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2010 4月29日
海は飽きない。
雨の降った次の日は浜が大きく変化している。打ち上げられたゴミや木のくず、浜には大きな水溜りができる。
波のリズムは安心する。間違いなく太古の昔から変わらず、これからも変わらない。小さいころ海水浴に行って帰ったら、海で泳いだ波のリズムが心地よくてしばらく体から離れなかった。そんなことを思い出す。自転車で長い旅に出たことがある。野宿もよくした。外で寝ると朝が早い。日の出とともに目が覚める。自然のリズムに身を任せるのは本当に心地よい。
そういや、歩道沿いでドラムを叩いてるやつらがいた。なんと道端でレッスンをしている。なるほど、ここなら民家もないし、金もかからんわな。(笑)豪快で気持ちがいい。
島は半分は企業のものらしく、立ち入りができない。 しかし小さな野球グラウンドがあるし、ヨットハーバーもある。ヨットなんてもてるのはどんな連中だろう。ヨットの白がまぶしい。波間にたゆたう姿が素敵だ。木のきしむ音が聞こえる。船は本当に美しい。向こうに見える橋もそうだ。流線型の形にしびれる。対岸の本土の船はタグボートやらなにやら、砂利などを運搬する業務用の船だ。何トンもする金属の船が浮かんでいるのも圧巻だ。鉄骨のさびた鉄がしぶい。隣の島は砂利が山盛りになっている。ブルドーザーが山の上に置かれている。その山はいくつも連なっている。ブルド-ザーに砂山。
浜では裸足で歩く。砂に素足は新鮮な気分だ。 最近作品に土を使い始めて変わった。素材に敏感になった。その事とこの自然と、人に教えたりすることも、ぜんぶつながっている。
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