2010 4月29日

海は飽きない。

雨の降った次の日は浜が大きく変化している。打ち上げられたゴミや木のくず、浜には大きな水溜りができる。

波のリズムは安心する。間違いなく太古の昔から変わらず、これからも変わらない。小さいころ海水浴に行って帰ったら、海で泳いだ波のリズムが心地よくてしばらく体から離れなかった。そんなことを思い出す。自転車で長い旅に出たことがある。野宿もよくした。外で寝ると朝が早い。日の出とともに目が覚める。自然のリズムに身を任せるのは本当に心地よい。

そういや、歩道沿いでドラムを叩いてるやつらがいた。なんと道端でレッスンをしている。なるほど、ここなら民家もないし、金もかからんわな。(笑)豪快で気持ちがいい。

島は半分は企業のものらしく、立ち入りができない。 しかし小さな野球グラウンドがあるし、ヨットハーバーもある。ヨットなんてもてるのはどんな連中だろう。ヨットの白がまぶしい。波間にたゆたう姿が素敵だ。木のきしむ音が聞こえる。船は本当に美しい。向こうに見える橋もそうだ。流線型の形にしびれる。対岸の本土の船はタグボートやらなにやら、砂利などを運搬する業務用の船だ。何トンもする金属の船が浮かんでいるのも圧巻だ。鉄骨のさびた鉄がしぶい。隣の島は砂利が山盛りになっている。ブルドーザーが山の上に置かれている。その山はいくつも連なっている。ブルド-ザーに砂山。

浜では裸足で歩く。砂に素足は新鮮な気分だ。 最近作品に土を使い始めて変わった。素材に敏感になった。その事とこの自然と、人に教えたりすることも、ぜんぶつながっている。