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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2010 3月29日
甲子園。高校野球。
昔小学生の頃高知からおやじと観に来た。高知商業の試合だった。つたの葉とぼろぼろの外野席が印象的だった。かちわりを食べた。ただの氷だった。(笑)四国にはプロ野球がない。だから野球は高校野球が唯一の楽しみだった。高知はいつも強かった。高知高校、高知商業が全盛だった。明徳がではじめて見なくなった。日本中から強いやつを集めて選手も監督も地元の人間がいないし、高知の人間はあまり明徳が好きじゃない。東京に住んでも東京の高校を応援することはなかった。巨人も大嫌いだった。かといって阪神も好きじゃない。弱いところを応援するクセがあった。
歩いて15分で甲子園球場にいけるというところに住むことになった。あのテレビで観ていた甲子園だ。テレビで観る印象と違って球場はすべてが近く感じる。外野からバッターボックスは遠いのに不思議だ。芝が青くて美しい。球場の印象はあまり変わらないのに新しくなっている。外野の上にまで登ると本当に気持ちがいい。鳩が空を飛んでいる。
一生懸命な姿を見るのは本当に気持ちがいい。応援も選手もみな全力投球だ。すべて人力。布のタマを金属の棒で打つ。応援団も人力。テクノロジーもへちまもない。空の雲がグラウンドに影を作る。なにもかもコンパクトに小さくなっていく世界で、こんなに大勢の人、大きな催しをダイナミックに見ることは普段の生活にない。高校野球は外野がタダだ。すごい!しかも家から歩いていける。だいたいどっちかの応援をしないと面白くない。俺は弱いほうを応援する。隣でおっちゃんが一リットルの焼酎の紙パック置いて、飲みながら敵のチームを応援している。こっちも負けじと敵のチームを応援する。ふふふ。これがおもろい。(笑)ここに住んでたら阪神を好きにならんとおもしろくないかも。なんて思う。
つたが里帰りして生え始め。このつたが生い茂るのが楽しみになった。
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