上官

2009 10月10日

ひさしぶりにあるギャラリーのスタッフの女性と会った。

夏音アートで共演したアーチストだ。余韻が残ってたらしく、良かったですよね、と言う。そう思ってくれてありがたい。あのときは一枚の巨大な紙に2人でかきなぐって、自分が描いてる横で彼女は逃げ惑うようになってたらしいからだ。こっちは「描くペースが足らん!」と思って、必死でかまう余裕もなかった。その映像をアップしようとしても、なかなかエラーがあってうまくいかなかった。「かっこよかった!」と評判が良かったので公開したいんだがうまくいかない。しょうがないのでこうなったら、もう一度家で描いて撮るか!ということにした。先日のケントリッジよろしく、木炭でやったろうかと考えた。早速木炭バキバキになる。(笑)

その他にもいくつか進行してるものがあって、片山さんに会いに行った。彼は自分にないものを多く持っているので最近相談が増えた。自分が見ていない微細なところに対する着目点、変幻自在な視点、裏打ちされた知識、庶民感覚のリベラルな思想、複雑な事象を簡易に解説整理、他者に説明する能力。戦時中なら奇抜で現実的な勝つ戦術をたてただろうな。などと思ったりする。別に戦争を礼賛するつもりはないけど、そういった能力は人の生死に関わるので物事がはっきりする。社会にいると、こんな上司の下にいたら、戦時中なら死ぬな、と思うことも多い。逆にバカな上司を撃ち殺さないと全滅することもあるわけで、極限の状況は曖昧さを許さない。そんなわけで優秀な上官に今日も思いつくままのボールを、キャッチして投げ返してもらっていた。

そこでまたまた面白い展開になった。