2009 6月19日

本当の自分とか、向いている仕事とか、運命の人を探す、とか。どれも同じ。そんなもんない。

選べると思ってるのが違う。ある枠の中の選択でしかない。この枠をいかに突破するかが問題になる。運命という言葉はその先にある。そしてそのまえに自覚しているかどうかが問題になる。明確に状況を把握していないと防御も攻撃も出来ない。自閉して自爆するか、近い人間にぶつけるしかなくなる。

その枠がどこにあるか?それは枠は自分の頭の中にある。大会社の社長の頭の中にも、派遣労働者の頭の中にも、場末の芸術家の頭の中にも存在する。それが教育の成果であり正体だ。

だからあやふやな運命に期待したり誰かにぶつけたりするより、自分を疑うことから始めなければいけない。枠が見えたら見えてない世界のことも分かる。それで途中で朽ち果てたとしても、なにも知らないで死ぬよりよっぽど人間らしい生き方ができるじゃないか。

そうだろう?