伝わっている

2009 6月2日

今回いろいろ記録におさめた。

俺の作品はインスタレーションに近いので生で観るのとずれがある。ゆえになるだけ記録が見た目に近いようになって欲しいので苦心している。映像にもおさめた。なかなか大変だ。でもお客さんで「いつも見せ方がかっこいいですよね。建築のようにも楽しめるし」と言ってくれる人がいたので、ああちょっとは伝わってるなあ、とうれしかった。だいたい絵を普通に壁にかけたことなんてほとんどない。前回の「残酷」でも壁に立てかけた。あれはね、GAPで鏡とか写真をああいう感じで立てかけてあって参考にしたのよ、というとへええ、と関心してた。

だいたい絵だけで独立しているのは最近の話で、絵画はもともと建築と密接に結びついている。それを現代的にアレンジしていこうと考えているし、そのほうが双方光るだろうと思っている。大体絵が独立したのは取り扱いの利便性とか都市生活の都合でそうなっていった場合が多いと思う。そういう思考なんで、わざわざ口で説明しなくてもこんなふうに伝わっている。