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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2009 6月8日
ひさしぶりに松田優作をYOUTUBEで見た。「野獣死すべし」で突然変わった。なんて書いてる人いたけど、「探偵物語」も「太陽にほえろ」から思いっきり変わってるし、なんといっても「家族ゲーム」で変わった。「ブラックレイン」もそうだった。優作はいつも新しかった。それは時代との接点を常に見つめていたからだろう。かっこよさを追求すると時代との関係は切り離せない。しかもそれでいて松田優作はあの松田優作だ。自分はそういうセンスが好きだしそうありたいと考えている。今のリアリティ。その瞬間の。
しかし人は形を偏愛する。芸術とかいうものは特にその傾向が強い。二、三周まわって寝かすと、美になる可能性がある。そこは危険な穴でもある。簡単に美は権威になる。
論文の形式がここ数十年一切変わっていない、内容が変われば形式にも変化があるべきだ、と書いたのは養老孟司だ。
ニュースでイスラエルでまたガタガタ大騒ぎしていた。連中も陣地の取り合いから、さまざまな形式の宗派の戦いに明け暮れ、輸血しない形のタイプも出たり、一生ヒゲをそらないとかなんやらもう本当に形式ばかりだ。愛とか平等、博愛が目的じゃないの?いつのまにか型にばかり偏愛するし、やはり権威がつく。こちらは芸術以上に深刻だ。
とにかく人というのはそういう習性がある。それは間違いなく自分の中にもあるだろう。そこを注意深く見つめたい。
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