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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2009 4月16日
二度ほど死にそうな目にあっているが生き残ったとき、残った命をどう使うかと思うことは年を重ねるほど重い。出来ることが限られて来るからだ。オヤジが死んだとき、死のリアリティを見た。死ぬ間際のオヤジはほぼ物体だった。物体に戻ること。骨や灰という物体に。それが死。
ただの精子や卵子、原子みたいなものが灰になるまでの物語。人間は愚かで、記憶を持ってしまった。記憶は時間を作る。時間は死を作った。死を意識して生きなくてはならない。
動物の純粋さに戻る。そんな瞬間のためにすべての文化はあるんだろう。
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