ファシズム

2009 2月5日

いよいよ今年五月に始める「ガソリン」、エンジンが少しかかって来た。燃焼してきたよ。敵は知恵のつき過ぎた阿呆な連中。味方は一市民生活者。まあそんな感じでいきたい。同時にひさしぶりに「ヒトラーの戦い」を読んでいる。第二次世界戦のドキュメンタリーだ。ヒトラーとナチスドイツをぬきに、戦争や人間を語ることは出来ない。悪と言う断定は簡単だが、どの人間にも共通する何かが確実にある!このドキュメンタリーは500ページ、10巻のド級の大作だが、一気に駆け抜けて読むことが出来る。戦争のダイナミズムと人間の性質がこの極限の精緻なドキュメントで露になる。そこに人間の残酷な悪魔性を見るし、人間の弱い限界も見る。ドストエフスキーや手塚治虫が表現したまるごとの人間が見れる。まさにガソリンだ!