一光くん

2009 1月18日

谷内一光くんとは戦うアートという企画で出会った。

最初に対戦した相手だ。残念ながら俺の勝ちだった。(笑)それから久しぶりに会ったのが彼の絵画展で、三度目は俺の個展に来てくれた。そこで盛り上がって一発ゲリラ的なやつをやるか、となった。まだそれは実現してないが、正月開けに絵の具舞踏をやるというので、一度見てみることにした。彼はロヲ タァル ヴォガという劇団でも活動していたし、舞踏の噂は聞いていたので拝見することにした。

一光くんは普段は礼儀正しい好青年だ。それが豹変する。無垢な狂人になる。狂人が絵の具をかぶり飲みからだいっぱいで絵を描く。暗黒舞踏なるものは見たことないが、そんな印象を受けた。今回はハ、スギョンさんという俳優との即興で彼とのコントラストも見応えのあるものだった。スギョンさんは印象的な通る澄んだ声の持ち主で、劇のなかで絶叫したときは惹き付けられた。舞踏はすさまじくからだいっぱいで表現している。まあペインターの延長の表現という意味はわかるけれど、かえって絵の具をかぶるのが邪魔にも思えたので、まったく素のまま、裸のままの舞踏も見てみたい。

終わったらその絵の具だらけの顔で打ち上げ。(笑)しばらくして近くの銭湯に行った。あのまま入れてくれるんかなあ、と思ったら無事にさっぱりして帰って来た。

今晩もう一発舞踏あるんですよ!彼はそういって笑った。